チョウセンアサガオの有毒部分:全草(特に種子・葉)
チョウセンアサガオの中毒症状:嘔吐・下痢・口の渇き
知覚障害・散瞳・幻覚・頻脈
朝鮮アサガオに含まれるスコポラミン、アトロピンによって、
副交感神経が抑えられてしまう事により中毒が出てきます。
副交感神経の働きの逆の事、つまり口は渇き、消化管はまともに
動かなくなり、瞳孔は開き、脈は速くなります。
さらに摂取量が多いと、意識混濁や昏睡状態になってしまう事も。
昔はこの性質を利用して、全身麻酔などに使われていた事もあります。
華岡青洲がこの植物を使って麻酔をかけ、乳がんの手術をした事は
あまりにも有名なお話となっています^^
人間の場合ですが、事例としては朝鮮アサガオの花瓶の中の水を
子供が飲んで中毒を起こしたり、「麻薬による多幸感」を勘違いした
中学生が朝鮮アサガオを摂取して、集団食中毒を起こしたとの事です(汗)