2007年ペットフード大リコール2

 

ペットフード大リコールその1では、事件の大体の内容に
ついて、お話させて頂きました。

続いてはその2、「国とメーカーの対応について」
わたくしビーグル獣医と一緒に追ってまいりましょう~。

結構唖然とする対応が多いです。
あんなに犬・猫が亡くなったのに、良心が無いですねぇ。

 

まずは気になる中国の対応


「我々はおよそ15年間、メラミン飼料の生産を行っている。」

「顧客からは好意的な反応を受けてきた」

「適当な量のメラミンを使っても動物は傷つけない」

「弊社製品は非常に安全であり、間違いない」

 

中国の金儲け主義が丸分かりの回答をありがとうございます(毒)
全く・・呆れて言葉も出ませんが、メラミンが好意的というのは
おそらく「見せ掛けのタンパク質含有量」に踊らされているだけだと
思われますし、適当な量じゃないから傷つけた訳でして・・

全く同情の余地の無い回答に開いた口が塞がりません(汗)

ちなみに、同じようなモラルの無さで、人間の方でも
悪質な粉ミルクメラミン混入事件を起こしていて、
乳幼児が多数死亡しました。
本当にもう止めて欲しいです。

 

各メーカーの対応 ヒルズ編


いつもはお勧めするサイエンスダイエットで有名、ヒルズですが、
この時はさすがのビーグル獣医もイラッとしました。

3月19日、メラミン混入事件が起こってから3日目の段階で書かれた、
ヒルズホームページ上のリコール関連記事を削除
早すぎる削除に、ネット上でお祭り騒ぎに(汗)

実際は消されていた訳では無いのですが、どのページからも
アクセス出来ない
ような状態でしたので、同じ事ですね(苦笑)
ちなみに、ヒルズ側の言い分としては↓

ページを見ている人がいないと思ったから消した。隠蔽じゃないっす」

おいおい・・まだ事件三日目で、リコール真っ最中ですよ?
ちょっとオツムが弱いようです(苦笑)

 

各メーカーの対応 ナチュラルバランス


最初は「うちはライスプロテイン使ってないっす」と
関係が無い事を主張していましたが、後々リコールが進むにつれ、
何故か、関係の無いこの会社の商品が対象に(苦笑)

事件がきっかけで、原材料名の嘘が発覚することとなりました。
もうリコール以前の問題だと思います^^;