残念ながら、ほとんどのドライフードから検出されている
エトキシキン、これはどんなものなのでしょう。
どんな物質?
酸化防止剤です。
ドライフードに含まれる脂肪の酸化を防ぐ事により、
長期間品質を維持する為に使用されています。
じゃあ良い物質なんじゃないの?
えーと・・酸化防止剤と言っても色々あるんです。
このエトキシキン、実はベトナム戦争で使われた枯葉剤に
使われていたほどの毒性を持ちます。
系統で言えばダイオキシン系。
人間の食品はおろか、農薬としての使用までも
許可されていない大変危険な物質です。
動物の体にガンを作るという報告まである物質となります。
どうしてこんなものを使うの!?
非常に抗酸化力が強いからです。
ビタミンEが同じ抗酸化作用を持つ代表として挙げられますが、
ビタミンEの作用は自己犠牲的です。
つまり、抗酸化すると無くなってしまいます。
また、ビタミンEには体内で作用するものと体外で作用するもの、
それぞれ別の種類の作用となりますが、エトキシキンは両方で
作用し、更に自己犠牲では無く抗酸化しても無くなりません。
フードを長持ちさせる事だけを考えると、非常に使いやすい
酸化防止剤となるのでしょうね。
でも、早くこんなものは使わないようになって欲しいです。