トリカブトの有毒部分:全草(特に根)
トリカブトの中毒症状:心停止
凄まじく有名な猛毒植物、トリカブト。
その症状は「心停止」と、シンプルながらも恐ろしいです。
含まれる中毒成分はアコニチンで、経口から数十分で死亡する
即効性があり、粘膜だけでなく皮膚からも吸収。
解毒剤は現在のところ、ありません。
こんな危険なトリカブトですが、きちんとした処理後に
漢方として用いられる事もあり、これは附子(ぶし)と呼ばれます。
よく不美人の事を「ブス」と言いますが、これはトリカブトの中毒で
神経に障害が起き、表情がおかしくなったところが由来だとも言われています。