バイケイソウの分布地域:高地の湿地帯など
バイケイソウの有毒部分:全草(特に根)
バイケイソウの中毒症状:嘔吐・下痢・めまい・脱力感・血圧低下・痙攣
バイケイソウに含まれるジエルビン・ベラトリン・プロトベラトミンなどの
アルカロイドが中毒を引き起こします。
元々漢方として、根茎が血圧降下剤に使われている植物ですので、
間違えて食べてしまうと血圧の低下・脱力・めまいなどの症状が。
また、嘔吐を起こす副作用が強く、胃腸障害が見られます。
これが漢方としてあまり使われなくなった理由でもあるのですが・・(汗)
見た目が山菜のオオバギボウシやギョウジャニンニクとよく似ていて、
毎年人間の方でも誤食の絶えない植物です。
近縁種のコバイケイソウと一緒に注意が必要でしょう。