クサノオウの分布地域:北海道~九州
クサノオウの有毒部分:全草・乳液
クサノオウの中毒症状:接触による皮膚かぶれ・胃腸炎
脱力感・知覚神経麻痺
クサノオウには、なんと全部で21種ものアルカロイドが含まれていて、
そのほとんどが有毒となる怖い植物になります。
全草に有毒成分が含まれますが、中でも特徴的なのは
切り口から出てくる黄色い乳液。
皮膚に触れればかぶれ、食べれば刺激により胃腸もただれ・・・
更にアルカロイドの一つ、ケリドリンはモルヒネのような効果があり、
知覚神経を麻痺させる事もあります。
ただ、このクサノオウ、昔から有毒である事が知れ渡っていた為か、
誤食による事故はあまり多くありません。
ちなみにクサノオウという名前ですが・・
・黄色い液が出てくるので「草の黄」
・皮膚に有効な薬となるので「瘡(くさ)の王」
・薬草として優れているので「草の王」
という説があります。さて、どれでしょう^^;