1960年、イギリスのある地方で、春~夏にかけて10万羽以上の
七面鳥雛が次々と亡くなってしまう事件が起こりました(汗)
関係者は全く意味が分からず、「七面鳥のX病」と話題になりましたが、
その後の研究で「どうやらピーナッツミールが怪しい・・」と、
ピーナッツに生えていたカビを疑う動きが見られるようになりました。
結局、原因はそのカビが作った毒、アフラトキシンだったのですが、
一体ドッグフードと何の関係があるんでしょう?
2006年、アフラトキシン混入
アメリカを中心に、ドッグフードメーカー・ダイヤモンドペットフード社の
ペットフードを食べた犬の死亡が相次ぎました。
原因を探った所、アフラトキシンの混入を確認。
すぐにリコールなどの対応を始めたけれども、気付いていない飼い主さんも
多く、「ちゃんと食べなさい!」と嫌がる犬に無理やりフードを食べさせ
死亡させてしまった例も・・・
このフードは高級フードとして、日本にも輸入されていた物です。
どうして?アフラトキシンの混入はどこから?
アフラトキシンの主な汚染物は、
トウモロコシ、落花生、豆類、香辛料、木の実類、小麦、大豆、米など
とされています。
普通にドッグフードの裏を見て頂ければ、
書かれている材料が含まれています(汗)
そして、一度カビからアフラトキシンが作られてしまうと、
もう普通に熱処理や加工をしただけでは何も変わりません。
しっかりと毒はフードの中に残ってしまいます。
国産!
国産のフードについては、今までアフラトキシンの一番強力なB1と言う
種類について、規定量以上が検出された例がありません^^;
あくまで、アフラトキシンについてはですが、いかに輸入品からの
侵入を防ぐかが重要になってくると思います。
無添加!
アフラトキシンは「添加物」ではありません。
明らかに天然由来のものとなります^^;
だってカビが作るんですから(苦笑)
さて、ここで問題です。(ジャジャン)
天然由来アフラトキシンと、添加物、どちらがより危険?
「て、てんかぶつ・・・」
ファイナルアンスゥワァー?
「ファイナルアンサー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ざんねぇん!!
アフラトキシンの危険性には敵いません(汗)
つまり、「無添加!安全ドッグフード!」が本当に添加ドッグフードより
安全なのかどうなのか、疑問が持たれる部分です^^;
無添加なので「カビが生えやすい」ですし、逆に
無添加なのに「カビが生えない」のもどうかと思いますし・・
アフラトキシンの症状
最後になりました^^;
気になるアフラトキシンの症状ですが・・
一番有名なものでは「発ガン」です。
特に肝臓の細胞にガンを起こす可能性が高いようです。
また、急性に嘔吐・黄疸などの肝機能不全の症状を出してしまった場合、
3分の2は命を落としてしまうと言われています。
命を取り留めても、もちろん肝臓の障害にはその後も悩まされます。